肩こり 首の痛み
肩こり・首の痛みとは

肩や首の筋肉が緊張し、血流が悪くなることで起こる不調です。
デスクワークやスマホ使用の増加により、近年は年代を問わず訴える方が増えています。
肩こりの肩とは、五十肩のような肩関節ではなく、肩と首の継ぎ目のあたりのことです。
夏目漱石の「門」に下記の文章があります。
『頸と肩の継目の少し背中へ寄った局部が、石のように凝っていた』
いかがでしょうか。
まさに、そこ!という表現です。
「肩」というよりも「首」といったほうがより正確な気がします。
また最近では肩甲骨のこともよく言われるようになりました。
肩甲骨には17種もの筋肉がついてます。
首、腕、背中、胸などと肩甲骨をつなぐ筋肉があり、肩こりや首の痛みに影響します。
肩こり・首の痛み 現代医学の観点
肩・首は頭や腕を支える筋肉が集中しており、
・筋肉の緊張
・血流の低下
・神経の圧迫
によって痛みや重だるさが生じます。
特に僧帽筋・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋などが過緊張しやすく、頸椎の歪みやストレートネックがあると慢性化しやすいとされます。
肩こり・首の痛み 東洋医学の観点
東洋医学では肩こり・首の痛みは「気血の巡り」の停滞が主な原因と考えます。
原因には
気血不足(疲労・睡眠不足)
気滞(ストレスによる巡りの滞り)
冷えによる滞り
などが挙げられます。
首・肩には胆経・小腸経など重要な経絡が通るため、ツボ刺激により症状改善を目指します。
肩こり・首の痛みの症状の特徴
- 肩・首の重だるさ
- 首を動かした時の痛み
- 可動域の低下
- 緊張型頭痛
- めまい・吐き気
- 手や腕のしびれ
- 目の疲れや集中力低下
首・肩には督脈・膀胱経・胆経・小腸経など重要な経絡が通るため、ツボ刺激により症状改善を目指します。
肩こりと首の痛みの原因
姿勢の崩れ

PC・スマホ時間の増加で頭が前に出やすく、負担が蓄積します。
ストレートネック・巻き肩・猫背を引き起こします。
肩こり・首の痛みだけでなく、頭痛も引き起こします。
筋肉の使いすぎ・使わなさすぎ
片側で荷物を持つクセ、運動不足、スポーツでの酷使などで負担が偏ります。
デスクワーク等で長時間同じ姿勢でいること
不良姿勢
机と椅子が体にあっていない
長距離運転
などなど
同じ筋肉に負荷をかけ続けて筋肉が疲労をおこして血流が悪くなり肩こりの原因となります。
生活習慣
運動不足や服装、アクセサリーなどによっても肩こりが起きます。
体を無駄にしめつけたり重すぎる服やアクセサリーを身につけたりすると不良姿勢になり、血行が悪くなり、ストレスにもなります。
精神的ストレス
精神的なストレスによって脳がダメージを受けると、交感神経の働きが過剰に高まり、身体の部位の中でも真っ先に硬く緊張してしまいます。
たとえば経済的な不自由は、精神的な影響を多大に与えます。
すると、首・肩の筋肉が硬くなってしまい、首が回らなくなってしまいます。
「首が回らない」という言葉は、首・肩の筋肉が精神的なストレスを受けやすいということを暗に示しているのかもしれません。
これら以外に背骨や関節の異常、目・耳・鼻・顎・歯などの異常、心因性ストレス、内臓や婦人科系の不調など様々な原因があります。
冷え
血流が低下し、筋肉が固くなりやすくなります。
冬は寒いので起こりやすいです。
夏はエアコンで体が冷えて発生することがあります。
ストレートネックとは?
本来、首の骨(頸椎)は緩やかなカーブを持っています。
スマホや長時間の前傾姿勢によりこのカーブが失われた状態がストレートネックです。
ストレートネックによる不調
- 首・肩こり
- 頭痛
- めまい
- 背中の張り
- 腕のしびれ
巻き肩とは?
肩が前方に丸く巻き込まれた姿勢のことをいいます。
胸の筋肉の緊張により肩甲骨が外に広がり、肩周りの負担が増えます。
巻き肩の特徴
・呼吸が浅い
・肩こりが慢性化
・疲労感が抜けにくい
猫背とは?
背中が丸くなり、骨盤が後傾した姿勢です。
肩こり・首の痛みの大きな原因で、ストレートネックや巻き肩とも関連します。
猫背が起こす影響
・首に負担がかかる
・肩甲骨の動きが悪くなる
・呼吸が浅くなる
・血流が滞る
寝違え

・朝起きたら首が痛くて回らない
・痛くて後ろを振り向けない
・うがいをしようにも上を向けない
こんな経験をしたことは一度はあると思います。
非常につらいですですよね。
激痛はある程度の期間を過ぎるとおさまっても、一か月くらい痛みや違和感が残る場合もあります。
これは不良姿勢、運動不足や過労、同じ姿勢の作業や長時間の読書、パソコン作業などで根をつめて首の筋肉に負荷がかかりすぎている状態です。
また、寝ている時に冷えたり、深すぎる睡眠により寝返りをうたずに同じ姿勢で寝ると、寝違えになることがあります。
急性期は強いマッサージは避けましょう。
炎症がよりひどくなり、さらにこじらせる可能性が高まります。
頚椎症
「肩こり」「首こり」「寝違え」は頚椎症の前兆かもしれません。
背骨の椎骨の間にあって、クッションの役割を果たしている「椎間板」という軟骨があります。
この椎間板の中にある、水分を多く含む髄核が老化現象や頸椎への過剰な負荷などによって水分が減って椎間板が潰れ、椎骨同士の隙間が狭くなります。
それから老化現象や頸椎への過剰な負荷がかかり続け、その圧に負けまいと椎体に「骨棘」と呼ばれる骨の余分な出っ張りを作り支えようとします。
また、背骨を繋ぎ支える靱帯が分厚くなったりもします。
椎骨間が狭くなったり、骨棘や分厚くなった靱帯が神経を圧迫したりすると、痛みやしびれの症状がでてきます。
症状が現れるのは首、肩、肩甲骨、腕、手、指などです。
これを「頸椎症性神経根症」と呼びます。
肩甲骨と肩こり・首の痛みの関係
肩甲骨は“肩の土台”とも呼ばれ、肩〜首の動きに大きく関わるパーツです。
肩甲骨の位置や動きが悪くなると、首・肩に過剰な負担がかかり、慢性的な痛みの原因になります。
肩甲骨はなぜ重要なのか?
肩甲骨には、肩・首の筋肉がたくさんあり、なんと17種の筋肉が付着しています。
特に
・僧帽筋
・肩甲挙筋
・菱形筋
・前鋸筋
など、肩こりに深く関わる筋肉が肩甲骨を支えています。
肩甲骨がスムーズに動かないと、これらの筋肉が常に引っ張られ、痛みやコリが起きやすくなります。
肩甲骨の動きが悪くなる原因
・デスクワークで背中が丸まる
・巻き肩・猫背
・スマホによる前傾姿勢
・運動不足による筋力低下
・胸や肩前側の筋肉の硬さ
これらにより肩甲骨が外側に広がり、上へ引き上がりやすくなります。
その結果、首や肩に負担が集中し、痛みやこりが強くなります。
肩甲骨が原因となる症状
・首が回しづらい
・肩こりが慢性化
・肩甲骨の内側が痛む
・頭痛が起こりやすい
・背中が張る
・猫背が改善しない
肩甲骨の動きの悪さは、全身姿勢にも影響するため、首〜背中まで症状が広がることもあります。
肩甲骨と姿勢(巻き肩・猫背・ストレートネック)との関連
巻き肩 → 肩甲骨が外へ広がり動きが制限
猫背 → 肩甲骨が前へ引っ張られ背中が丸くなる
ストレートネック → 肩甲骨が上に引き上がり、首の筋肉に負担集中
姿勢の崩れは肩甲骨の位置を狂わせ、肩甲骨の動きの悪さは姿勢をさらに悪化させる…
この“悪循環”が首・肩こりを長引かせます。
かどた無双房鍼灸院の肩こり・首の痛み施術
当院では 鍼灸 × 筋膜リリース × 鍼通電(パルス) を組み合わせ、症状の根本改善を目指します。
① 鍼灸施術
・深層筋へ直接アプローチ
・血流改善
・自律神経調整
状態に合わせてツボを使い分けます。
② 筋膜リリース
筋膜リリースで筋膜の癒着を取り除き、肩甲骨や首の動きをスムーズにします。
関節の可動域が拡がり、血流改善が期待できます。
③ 鍼通電(パルス)
鍼通電は鍼に微弱電流を流し、筋肉を動かしたり神経の疎通を良くします。
深いコリ・慢性痛・頭痛を伴う肩こりに特に効果的です。
鍼灸 × 筋膜リリース × 鍼通電(パルス)がおすすめの理由
①深層の筋肉を直接刺激できる
肩こりや首の痛みがあるとマッサージを受けたくなります。
しかし表面の筋肉しか直接触れないので、肝心な深い筋を十分にほぐせません。
だから一時的には楽になるけどすぐ逆戻りしてしまうのです。
表層の筋肉は主に身体を動かすための筋肉ですが、深層の筋肉は主に姿勢を維持するためなどに使われています。
筋膜リリースと鍼でまず表面を緩めてから筋肉の凝りの核となっている部分を直接刺激し取り除くことが可能です。
②根本的な姿勢改善
猫背やストレートネック(スマホ首)、巻き肩など姿勢の悪さが顕著である場合は、首肩の筋肉の緊張を緩和するだけでなく、骨格を矯正していく必要があります。
筋膜リリースと鍼だけでなく、鍼通電や吸玉を併用することで姿勢矯正を行います。
③肩こり 首の痛みの原因となる眼精疲労も改善
近年パソコンやスマートフォンなどの使用過多で目を酷使しています。
目を酷使すると、目を動かす筋肉と連動する後頭部の筋肉や首の筋肉も硬くなり、首や肩の凝りが生じます。
また、目のピントを合わせるのに頭の重心が前方に移動することで、猫背などの姿勢不良も引き起こします。
目の疲れが慢性化したものを眼精疲労と呼びます。
鍼の施術は眼精疲労による首・肩の凝りにも心強い存在です。
④腰の筋肉も緩めて、首や肩の負担を軽減
首や肩の筋肉は、腰の筋肉と非常に強い関係を持っています。
背骨を支える背筋は腰から後頭部まで連なる細かい筋肉の集合体です。
そのため、腰の筋肉の硬さは首や肩の凝りに直結します。
また、広背筋という背中の筋肉は骨盤から腕の付け根まで走行しているので、腰の硬さは上半身全体のバランスにも強く影響します。
肩と首だけ施術しても腰の硬さが残っていると、肩こり首の痛みはすぐにぶり返してしまいます。
一度に広範囲の部位を施術できるのも筋膜リリースと鍼の施術のメリットです。
肩こり 首の痛み 症例紹介
30代女性・オフィスワーク
主訴:首と肩の慢性的なこり・痛み、夕方になると頭痛も出る
生活背景
仕事では一日中パソコンを使用し、特に午後は集中して同じ姿勢が続いてしまうとのこと。
プライベートでは、帰宅後についスマホを長時間見てしまい、気づいたら首が前に出た姿勢が癖になっている状態でした。週に1回ピラティスに通っており、体を動かす習慣はあるものの、
「普段はほとんど座りっぱなし」
とご本人も自覚しておられ、家では気が向いたときに軽くストレッチをする程度でした。
症状
・首の付け根の強いこり
・肩の重だるさ
・左右の肩甲骨の内側が張る
・長時間のPC後は頭痛が起こる
・姿勢の崩れ(ストレートネック・猫背・巻き肩が混在)特に、肩甲骨が外に広がり、首が前に出ている姿勢のため、首〜肩周囲の筋肉に常に負担がかかっていました。
評価
東洋医学では「気滞(きたい)」「瘀血(おけつ)」の傾向が強く、
ストレスと姿勢不良から気血の巡りが悪くなっている状態と判断しました。
特に僧帽筋上部・肩甲挙筋・小胸筋の緊張が顕著でした。
施術内容
①鍼灸施術
首・肩・肩甲骨内側のツボに鍼を行い、滞った気血の巡りを改善。
深層筋のこわばりを和らげ、血流を促しました。
②筋膜リリース
肩甲骨が滑らかに動くよう、
・肩甲骨内側
・胸の前(小胸筋)
・上部背部
の筋膜を緩め、巻き肩の改善を促しました。
③鍼通電
特にガチガチに固まった首筋から僧帽筋上部に鍼通電を使用し、
「奥のこりが取れていく感じがある」とご本人も変化を実感。
経過
1回目の施術後:
「首の軽さを実感。頭が後ろに引きやすい」とコメント。
3回目:
夕方の頭痛がかなり減少。肩甲骨の動きも良くなり、背筋が自然と伸びる姿勢に。
5回目:
首と肩のこりが軽減し、仕事後のつらさが大きく改善。「仕事中に姿勢を意識しやすくなった」とご本人も喜ばれました。
現在は、月に1回メンテナンスのために定期的に来院中。
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30代 Yさん「酷かった肩こりだけでなく、体全体の不調が改善されました」
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