自律神経のお悩み

このようなお悩みはありませんか?
  1. なんとなく身体がだるい
  2. イライラする
  3. 不眠気味
  4. 元気が出ない

自律神経失調症とは、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れることで、さまざまな身体的・精神的な不調が現れる状態を指します。
原因はストレス、不規則な生活、環境の変化、ホルモンバランスの乱れなど多岐にわたります。

自律神経とは

自律神経とは、私たちの意志とは関係なく、無意識のうちに体の機能を調整する神経系のことです。心拍数や血圧、消化、体温調節、呼吸など、多くの生命維持に関わる働きを制御しています。

自律神経には、以下の2つの神経があり、それぞれ異なる役割を担っています。

  • 交感神経:主に活動時や緊張時に働く神経で、「戦うか逃げるか(Fight or Flight)」の反応を引き起こします。
    心拍数の増加
    血圧の上昇
    血糖値の上昇
    気管支の拡張
    などが起こり、体を活動的な状態にします。
  • 副交感神経:主に休息やリラックス時に働く神経で、「休息と消化(Rest and Digest)」の機能を担当します。
    心拍数の低下
    血圧の低下
    消化の促進
    瞳孔の収縮
    などが起こり、体を回復モードに導きます。

この2つの神経が状況に応じてバランスよく切り替わることで、体の恒常性(ホメオスタシス)が維持されます。
しかし、ストレスや生活習慣の乱れによってこのバランスが崩れると、自律神経の乱れが生じ、さまざまな不調を引き起こす原因となります。

自律神経が乱れる原因

自律神経が乱れる原因はさまざまあり、複雑に絡み合っていると考えられています。

生活習慣の乱れ

夜更かしや昼夜逆転した生活など、不規則な生活をしていませんか?
日勤と夜勤を繰り返すことも自律神経の乱れに繋がります。
睡眠不足や不規則な食生活、運動不足が影響します。

悩む女性

過度なストレス

一言にストレスと言ってもたくさんあることは誰しも経験上から理解しているでしょう。
社会的なストレスから環境の変化など、過剰なストレスを受け続けると精神をむしばみ、身体にも影響を及ぼします。

悩む男性

ストレス耐性が低い体質

幼少期からすぐに嘔吐してしまったり、お腹を下しやすかったり、環境が変化すると眠れないなど、生まれつき過敏な人もいます。
極度のホームシックもこれに該当します。
過剰適応してしまう人や思春期や更年期、体調が優れない時もバランスが乱れやすいので注意が必要です。
気候の変化や騒音、電磁波なども影響を与える可能性があります。

悩む女性

ストレスに弱い、まじめすぎる性格

嫌だな…と思うことにノーと言えない、気持ちの切り替えが上手くできない、人の評価を気にしすぎる人も自律神経が乱れやすいです。
まじめと言われる人や、ストレスへの抵抗力、対応力が弱い人も該当します。

悩む男性

女性ホルモンの影響

女性は一生を通じてホルモンのリズムが変化し続けるので、特に影響を受けやすいです。
ホルモンの変化が自律神経の働きを大きく乱すことがあります。
特に更年期や思春期など、ホルモンバランスの変化が自律神経に影響を与えます。

悩む女性

悪い姿勢を続ける

パソコンやスマホの操作をする時間が長いほど、姿勢が悪くなってしまいがちです。
椅子に腰かける時も、浅く腰かけて背もたれにもたれるせいで半分寝転がるような姿勢になっていませんか?
このような不良姿勢を続けていると筋肉が過度に緊張してしまい、交感神経が異常興奮してしまいます。

姿勢の悪い女性

自律神経のお悩みに対する施術方法

かどた無双房鍼灸院では、自律神経とホルモンバランスを整えます!

施術写真

呼吸がうまくできない方や、首が固まってしまって神経節を刺激している方には生物的、物理的なストレスを取り除くための筋膜リリースと鍼の施術をおこなってから、ツボにアプローチしていきます。
自律神経のお悩みと東洋医学 東洋医学は個々のお悩みを別々に対応するのではなく、全身の調和を重視しているので、自律神経のお悩みのような状態は鍼灸施術に適しています。

自律神経失調症に対するセルフケア

日常生活の中で自律神経を整えるためには、以下のセルフケアを実行しましょう

1. 規則正しい生活習慣

  • 毎日同じ時間に寝起きし、7〜8時間の睡眠を確保する。
  • バランスの良い食事を心がける(特にビタミンB群、マグネシウムを含む食品が有効)。
  • 適度な運動(ウォーキングやストレッチなど)を取り入れる。

2. ストレス管理

  • 深呼吸や瞑想を行い、リラックスする時間を作る。
  • 趣味や好きなことに没頭し、心のリフレッシュを図る。
  • 無理をせず、適度に休息を取る。

3. ツボ押し

  • 百会(ひゃくえ):頭頂部にあり、自律神経を整える効果がある。
  • 神門(しんもん):手首の内側にあり、ストレス軽減に効果的。
  • 足三里(あしさんり):膝の下にあり、全身の調子を整える。

自律神経失調症は、生活習慣の改善や鍼灸がとてもおすすめです。
お悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。