帯状疱疹後神経痛

このようなお悩みはありませんか?
  1. 衣服が擦れるだけでピリピリする
  2. 刺すような痛みがある
  3. ヘルペスにかかった場所が痛い

帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる疾患です。
このウイルスは、子供のころに水ぼうそうを引き起こした後、体内の神経節に潜伏し、免疫力の低下などの要因によって再活性化することで発症します。

帯状疱疹は皮膚の神経に沿って帯状に発疹や水ぶくれが現れ、強い痛みを伴うことが特徴です。
通常、数週間で皮膚症状は治まりますが、一部の患者ではその後も痛みが続くことがあります。これを「帯状疱疹後神経痛」と呼びます。

帯状疱疹とは

帯状疱疹は主に50歳以上の方や免疫力が低下している方に多く見られます。
初期症状として、皮膚のピリピリとした違和感やかゆみ、痛みが現れ、その後赤い発疹や水ぶくれが帯状に広がります。
主な症状

  • 皮膚のピリピリした違和感
  • 発疹や水ぶくれ
  • 強い痛み(灼熱感、刺すような痛み)
  • 発熱や倦怠感を伴うこともある

帯状疱疹は早期治療が重要であり、抗ウイルス薬の服用によって症状の重症化を防ぐことができます。

帯状疱疹後神経痛とは

帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹の皮膚症状が治まった後も長期間にわたって痛みが続く状態です。
これは、ウイルスによって神経が損傷を受け、過敏になった結果、軽い刺激でも強い痛みを感じるようになるためです。

帯状疱疹後神経痛の特徴

  • 持続する慢性的な痛み(焼けるような痛み、ズキズキする痛み)
  • 軽い刺激でも強い痛みを感じる(アロディニア)
  • 夜間や気温の変化によって痛みが悪化することがある

帯状疱疹後神経痛の治療には、鎮痛薬や神経障害性疼痛に効果のある薬(抗うつ薬や抗けいれん薬)が用いられることがありますが、完全に痛みを取り除くことは難しい場合もあります。

井穴刺絡を使った施術

鍼灸施術の中でも、井穴刺絡(せいけつしらく)は帯状疱疹後神経痛に有効な施術法のひとつです。
井穴刺絡とは、手足の指先にある井穴(ツボ)に軽い刺絡(毛細血管の血を少し抜く施術)を行うことで、血流を改善し、神経の興奮を鎮めます。

井穴刺絡の効果

  • 鎮痛作用:血流を調整し、痛みを和らげる
  • 自律神経の調整:過敏になった神経を落ち着かせる
  • 免疫機能の向上:体の回復を促す

井穴刺絡の施術の流れ

  1. 患者の状態を確認し、井穴(特に痛みのある部位に関連する経絡のツボ)を特定
  2. 指先に微細な刺絡を行い、わずかに血を抜く
  3. 施術後は温めるなどして血行を促進

個人差はありますが、定期的に施術を受けることで痛みの軽減が期待できます。

唇に指をあてる女性

若い人の場合はウイルスによって破壊された神経の回復は良好です。
しかし高齢者では回復が困難で、帯状疱疹後神経痛が残りやすいといわれます。
帯状疱疹は特に肋骨に沿って胸から背中、腹部などによくみられますが、顔の側面や手、足にも現れるんです。
顔、あるいは眼の近くや耳に出た場合、眼の神経、耳の神経に障害が現れる可能性があります。
この場合は鍼灸院だけでなく、皮膚科や耳鼻科、眼科に向かう必要があるので注意が必要です。

帯状疱疹後の神経痛を放っておくと・・・

お腹を抱える女性

最初は刺すような鋭い痛みから始まります。
日が経つにつれて衣類と皮膚が触れるようなわずかな刺激にも、ピリピリと痛みを感じるようになることがあります。
痛みは絶え間なく続く場合もあれば、あいだが空くこともありますが、夜間に悪化する場合や、寒暖の差でひどくなることもあるんです。
放っておくと、痛みで他のことが手につかなくなることもあります。
できるだけ早く対処して痛みが記憶として残らないようにすることがポイントです。

免疫力が低下する原因

肩に手を当てる女性

過労やケガ、大きなストレス、病気、手術、免疫抑制薬の使用、高齢化などがあります。
帯状疱疹は高齢者に多いものだから、と考えていませんか?
たしかに、50歳以上の高齢者に多く見られるものでしたが、最近では20~30歳代の若い年代にも増加しているといわれます。
一説によれば、昔に比べると便利で清潔になった結果、体力や免疫力が低下しているからと考えられています。
帯状疱疹後神経痛は、副交感神経が異常に優位な状態でも発症しやすいです。

帯状疱疹後の神経痛のセルフケア

仰向けに寝転ぶ女性

帯状疱疹になるのは、疲れやストレスで体の抵抗力が低下して免疫力が低下しているからです。
無理せず栄養と睡眠を十分にとり、規則正しい生活をすることが大切です。
そして冷やすと痛みが強くなるので、温めましょう!
冷やして良いのは炎症が起こっている場合で、これは神経痛には逆効果です。
安静に暖かくして痛みが治まったら、かどた無双房鍼灸院へお越しください!

まとめ

鍼灸施術


帯状疱疹後神経痛は、神経の損傷によって起こる慢性的な痛みですが、西洋医学と併用して鍼灸治療を取り入れることで、症状の緩和が期待できます。
特に、井穴刺絡は神経痛の改善に役立つ治療法として注目されています。
痛みが長引いている場合は、ぜひ鍼灸を試してみてください。

帯状疱疹後神経痛は、鍼灸の適応疾患としてWHOも認定しています。
神経の異常興奮を鎮めて痛みをおさめることができます。
数回の施術で気にならない程度までラクになるのを実感いただけるでしょう。

お喜びの声をいただいています!

山芦屋市 70代 M.Nさん「痛みが取れて楽になり体が軽くなります」

芦屋市 70代 帯状疹 お喜びの声

4年前帯状疹になり、後に神経痛がひどくて夜間痛で睡眠もままならぬ状態でした。角田先生に施術していただき徐々に良くなりまして、予定していた旅行に出かけることができました。筋膜リリース施術だけでもずい分楽になり、その後鍼をしてもらい痛みがもっと取れて楽になり体が軽くなり帰ります。
我が家では主人と帰省した時息子もお世話になっています。

※お客様個人の感想であり、効果には個人差があります。